2010年10月19日火曜日

fotopediaプロジェクトの写真数などを集計してみた

fotopediaには様々なプロジェクトがあるのですが、基本的には記事数と写真数が一定数を超えたらiPhone/iPadアプリになるそうです。
今後、どんなアプリがfotopediaからリリースされるのか、現在関わっているプロジェクトの位置づけの確認も含めて、記事数と写真数を集計してみました。

World Heritage Sitesは既にiPhone/iPadアプリになっており、US National Parksは次期アプリとして確定しています。

この調子でいくとすると、次は People around the World あたりでしょうか。
いずれにせよ、記事数は3000オーバー、写真数は20000オーバーは必要そうなので、次のアプリのリリースはまだしばらくかかりそうですね。

Japanプロジェクトは、記事数に対して写真数が絶対的に不足している感じです。
Heritageがおよそ7photos/articleなので、同じぐらいの比率で考えると、少なくとも現時点で3500枚ぐらいは無いといけない計算ですね。
現時点ではおよそ1/3です。

ということで、Japanプロジェクトに関しては、記事数を増やす以上に、写真を増やしていかなければならないという問題点が見つかりました。

Flickrから写真を拾ってくる簡単なお仕事でOKですので、興味のある方は是非ご協力下さい!
※もちろん、写真を投稿してもらうことも可

2010年10月13日水曜日

Fotopediaの基礎 [The Basics of Fotopedia]

The Basics of Fotopedia意訳したので、参考にして下さい。
※意訳(と私の乏しい英語力)のため、正確ではないかもしれません。正確な記述及び最新版は原文を参照して下さい。

Fotopediaは互助によって形成される、(おそらく世界で)初めての図鑑です。
誰でもコミュニティに加わって、図鑑作りに協力することができます。

貢献するにはいくつかの方法があります:

記事に写真を投稿する

写真家である必要性はありません―あなたが所有している写真を加えるだけです。
必要なものは「愛」と「トピックへの関心」だけです: あなたの居住地、地球上の好きなところ、過激なスポーツや歌手、あるいは、あなたが持っている情熱。
Fotopediaは、図解写真を選択するために、何百万枚もの写真のプールへ飛び込むことを可能にします。
知識を活かして最も関連する写真を選択し、図鑑を形成して下さい。
方法を学ぶ

記事を作成する

図鑑は絶えず成長し、新たなトピックをカバーしています。
図鑑を完成させWebサイトを便利にするために、図鑑の作成に関心がある間は、我々はあなたの記事を維持するでしょう。
あなたの興味を共有しているメンバーをフォローし、繋がり、共に図鑑を作りましょう。
彼らはエキゾチックな場所への旅行にあなたを誘い、興味深い記事を教え、さらなる記事を思い起こさせるでしょう。
記事を作成するのは、写真を加えるのと同じくらい簡単です。
方法を学ぶ

写真に投票する

図鑑の記事内及び検索結果の写真は、投票順に並べられます。
より多くの人々に見てもらうために、良い写真に投票して下さい。
Fotopediaは、図鑑の写真の品質を称賛されました。
世界で最も高品質な写真リソースの一つであるFotopediaを作っていることに対し、投票した全てのメンバー及び訪問者に感謝します。
驚くべき視覚的経験を有する図鑑をこれからも保証するために、良い写真に対する投票を続けて下さい。
方法を学ぶ

図鑑を広める

図鑑はFotopediaのウェブサイトだけに留まりません。
あなたのブログやウェブサイトにウィジェットを埋め込み、FacebookとTwitterで友人とリンクを共有することができます。
写真や言葉を世界に広めて下さい!
写真家が素晴らしい写真を撮っていて、彼らの仕事が認識されることに価値があることを忘れないでください。
FacebookTwitterで我々をフォローして下さい。

Fotopedia Japan プロジェクト始動!

iPhone/iPadで世界遺産の写真が楽しめる Fotopedia Heritage ですが、いよいよ日本をテーマとしたプロジェクトが開始されました。

このプロジェクトに集められた写真は、最終的にはFotopedia Heritageのようなアプリとしてまとめられる予定です。

日本プロジェクトの概要
  • プロジェクトは大きく「地理的な分類」と「テーマによる分類」に分けられています。
  • アプリ化には、「地理的な分類」を網羅する必要があります。
  • プロジェクトでは、英語版Wikipediaに該当する項目がある写真のみ、集められます。
  • FotopediaスタッフのAdrian Measures氏がオーガナイザーとしてプロジェクトを統括します。
  • 日本在住のChris Wells氏と私がエディターとして、項目の追加や編集作業を行います。

日本の皆様、日本の良さを写真で伝えるプロジェクトに参加してみませんか?

最終的にはあなたの写真が、iPhone/iPadアプリとして世界中に配布されます!
あなたの1枚の写真が、世界中の人々に感動を与えるかもしれません。

※メディアの皆様で本件についてご興味がございましたら、Lionasまでお問い合わせください。連絡には本ブログのコメント欄か、もしくは、Fotopediaのメッセージ機能(ページ右下あたりに「Send Message」ボタンがあるかと思います)をご利用下さい。

2010年10月10日日曜日

[書評] プログラマー"まだまだ"現役続行

以前から読書の習慣があるのですが、最近は「技術系」というよりは、「考え方」であったり「生き方」を考えさせられる本を良く読んでいます。

その中でも特に面白かった本をレビューしたいと思います。
今回は、柴田芳樹著の「プログラマー"まだまだ"現役続行」(技術評論社)について、自分なりにまとめの意味も含めてレビューしたいと思います。
※まだ読み始めたばかりなので、レビューは追記しながらになるかと思います。


第2章:プログラマー現役続行

生涯現役でプログラマーとして生きて行くためにステップアップすべきレベル

レベル1: 初心者
  • プログラミングの基礎知識やコンピュータに関する基礎知識が不足している
  • 例えば、ハッシュテーブルやO表記の意味が理解できない。
レベル2: 見習い
  • 指導を受けながら簡単なプログラミングができる
  • バグの原因に対して仮説を立て、検証し、結果を他人に説明できない
レベル3: 初級職人
  • 見習いレベルの実践は可能。但し、時々指導が必要
  • 少し複雑で高度な問題に対して、設計やコーディングをレビューしないと不安なレベル
レベル4: 中級職人
  • 必要な技術を仕事上自然に自動的に使っている
  • 若手を指導できる訳ではないが、新たな技術を学ぶ習慣もない
  • 過去の開発業務で実践した技術については問題なく開発を遂行できるレベル
  • C言語しか知らない組込みソフトウェア開発の分野は、多くはこのレベルに留まる
レベル5: 上級職人
  • 新たな技術も含めて自分で常に学習を行い、自然と実践できている
  • 新しい技術を使用する難易度の高い開発であっても、難なくこなしてしまう
  • 人を育てるという意識より、自分自身が新たに何かを学ぶことにしか興味がない
レベル6: 名人
  • 技術を完全に消化していて、いつルールを破るべきかを知っている
  • 技術記事などを執筆している
  • 中級職人以下の職人を上級職人にすべく、組織に対して教育・指導を行っている
レベル7: 匠
  • 専門書を著作し、講演し、技術を拡張する方法を業界に問う
  • よりよい方法で職人を育成するための方法を探究している
  • 自分でコードを書くことが無くても、設計やコードをレビューして、技術を継承している


個人的な経験を省みても納得できる点が多く、うまくレベル分けされているなぁと感じました。
私はいくつかの会社で開発を経験しましたが、驚くべきことに何年も開発をしていながら「レベル1」に留まり続けている開発者も実際にいました。

自分自身をデバッグするプログラムは、O(∞)になることが証明されている、と言っても意味が全く通じないのです・・・本当に情報系の大学を卒業したのか、と疑いたくなる瞬間です。
そうではなくとも、「スタック」や「レジスタ」の意味すら分からない開発者も居たりします。
感覚的にはWeb系やWindows系開発者に、そういった人が多い気はしますね。普段あまり意識しないからでしょうか。。。

そのような特殊な方は別にして、著者が言うように大抵はレベル4か、あるいは3でしょう。
コーディング能力はそこそこ高い方だと思うのに、「どうしてそんな仕様にしてしまうのか」という人もいました。こういう人はレベル3ぐらいなんでしょうかね。

さて、他人はともかく自分はどうかと言うと、手前味噌である上に傲慢と言われることを覚悟して述べると、「レベル5」辺りでしょうか。

レベル1は学生時代と情報処理試験の勉強で嫌というほどやりました。
レベル2や3は社会人1年生の時にデバッグ手法と他人に対する説明、コードレビューの大切さを叩き込まれ(実際に設計やコードをレビューされ)たので、クリアしているでしょう。
レベル4は何年もこの業界にいれば、あとは姿勢の問題です。

一方、レベル6や7の執筆や講演という意味では少しかじってはいますが、そもそも今身につけている技術を完璧とは思っていません。
何より、レベル5の「人を育てるという意識より、自分自身が新たに何かを学ぶことにしか興味がない」とか、もうそのまんまなので(w
客観的に見ても、レベル6や7の壁は厚そうですね。


第2章は技術者としてどうあるべきか、深く考えさせられると同時に、明確な目標が持てる章でした。